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2016年02月04日

MTG強豪プレイヤーkuroebiさんインタビュー3

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■デッキの作り方

今後、使われるという観点ではないのですが、カードの観察眼を磨くというところで、意識したいポイントがいくつかあります。
端的に言うと、デッキの作り方も意識すべきポイントです。

まず、考えなければならないことは、新しいデッキを作る必要があるということです。そして、どうやって作っていくかというと、分からない人が多いはずです。なぜかというと、新しいカードセットが増えるだけであれば、前の環境からあまり変えなくても良いんですよね。

強いデッキリストというのは、プロであったり有名プレイヤーから供給されるようになっています。ちょっと検索すれば強いデッキはどんどん出てきます。

しかし、その強いデッキが出てこない時期というのがあるんですよ。それは、新環境になってからの開始1週間ほどです。何が強いのかも分からないし、スタン落ちがあるので、今までのデッキもそのまま使えない。

ではどうやってデッキを作るかと言うと、大きく分けて2つに分類されると思います。




・コンセプトを持ったデッキ
アグロ/ミッドレンジ/コントロールのような、速さに当てはめる方法や、もしくは「メカ」「悪魔」といった種族で揃えるデッキなどです。

今までのデッキのテンプレートがあるので、抜けるカードをどのカードで埋めるか、まだ考えやすいです。比較的教科書的なデッキの作り方が出来ると思います。

・コンボに特化して、そこから発展させるデッキ
例えば《自然の援軍/Force of Nature》+《獰猛な咆哮/Savage Roar》がありますよね。
この2枚のカードから、複数のデッキが生まれているのが分かります。

・2コンボドルイド
9マナのコンボを揃えるために、序盤〜中盤を耐えるカードであったりとか、ドローソースが入っていたり、場持ちが良いミニオンが採用されています。

・アグロドルイド
こちらはコンボを分解して《獰猛な咆哮/Savage Roar》を使いやすい形でデッキをデザインしたらどうなるかという所にコンセプトを置いて、ミニオンを多く並べる、序盤からプレッシャーを与える、《獰猛な咆哮/Savage Roar》を単体で引いたとしてもフィニッシャーとして使えるようなデッキ構成になっています。

《自然の援軍/Force of Nature》も入っていますが、《獰猛な咆哮/Savage Roar》だけでも機能するようにできているのが「アグロドルイド」、2枚セットで使うことを目標とするのが「2コンボドルイド」となります。


このように、特定のコンボに特化して、そこからデッキを発展させていくというのも1つのやり方です。

シークレットパラディンなんかも、《謎めいた挑戦者/Mysterious Challenger》を中心としてデッキを作っていくので、どちらかと言うと「カード単体のデッキ構築」に近いと思います。

そういう視点で見た時に、どういうデッキが出てくるかということで、決して無視ができないカードが2枚あります。

それは《マリゴス/Malygos》《レノ・ジャクソン/Reno Jackson》です。

今回はカードの減少と追加が同時に起こるので、「コンセプトデッキ」というのは組みにくく、最初は猛威を振るわないでしょう。
そうなると、アグロ/ミッドレンジあたりが最初に流行って、それに対応するためのコントロールデッキという位置づけになります。そういった意味では《レノ・ジャクソン/Reno Jackson》は1枚でカード複数枚の役割をするので、採用し得なカードになりそうですね。

《マリゴス/Malygos》は新たにコンボデッキを考えるとなると《ソーリサン皇帝/Emperor Thaurissan》とセットになり、特に《ソーリサン皇帝/Emperor Thaurissan》は例えば3枚コンボだったとしたら、13マナのコンボを10マナにして実現させるコンボなので、それだけデッキの幅を広げるような役割を持っていると。《マリゴス/Malygos》自体はヒーロー固有カードとの強烈なシナジーを持つ中立カードなので、そのバリエーションだけでもデッキが9種類できる可能性すらありますよね。


■カード再録について

天野
なるほど。今回は《闇爆弾/Darkbomb》が無くなるので、マリゴスロックが使えなくなるんじゃないかという意見もありましたが、それは新エキスパンションで《闇爆弾/Darkbomb》に変わるスペルが実装されることで、また復活することもあるということですよね。
―――

そうですね。2マナ3点ダメージということで、デザイン的には他のヒーローにあってもおかしくないですよね。効果は少し違いますが、ハンターやメイジにも実装されています。ヒーローごとのスペルの領域というのは曖昧なゲームだと思っていて、1マナ2点のダメージスペルがあったりとか…。変な話、カードの入れ替わりがあるのであれば、色んなヒーローに今後、採用される可能性もあります。そのとき、すぐ白羽の矢が立つのは《マリゴス/Malygos》なのかなと思います。

天野
カードの再録は基本的にしないと発表されてるみたいですけど、例えば闇爆弾が4マナになって帰ってきたりとか。そういう可能性もあるんですよね。
―――

もちろん。「同じ効果で名前だけ変える」というやり方もあるのですが、これは恐らくハースストーンではできないんですよね。なぜならば、闘技場(アリーナ)とワイルドでは全部のカードが使えるわけですからね。名前が違う、同じ効果のカードがあると、変な話《闇爆弾/Darkbomb》が4枚デッキに入る…なんてことになるわけですね。闘技場だと、そのカードばかり出てきたりして。

天野
確かに。今回、スタン落ちする《メカワーパー/Mechwarper》と同じマナ、同じ効果のミニオンが実装されたとしたら、《メカワーパー/Mechwarper》が4枚入ったデッキになると。大変な事になりますね
―――

はい。そういったことが出来ないというのは、ハースストーンの欠点でもありますよね。カードのセット、カードのデザインといった所に制約が生まれています。

天野
もしかすると、プログラムで「どちらか一方だけしか入れることができない」みたいな。そういう風にして実装される可能性はあるかもしれないですね。
―――


■「ワイルド」について

恐らく、今後は「ワイルド」でのサポートは必要最低限になるでしょうね。「スタンダードの実装」は、カードがこれ以上増えたときに「コントロールできないよ」とさじを投げたという見方もできます。最低限のサポートはするでしょうけど、手厚くはできないでしょうね。

カードが増えれば増えるほど、トンデモなく強いデッキができたりして…今後は「スタンダードに本腰を入れさせてもらうよ」というメッセージも込められていると思います。

天野
なるほど。今、スタンダードで使われているカードの調整は難しいでしょうけど、スタン落ちしてワイルドでしか使えないカードであれば、多少のバランス調整もできそうですね。
―――

はい。しかしここでもハースストーンが抱えている問題があるんですよ。今後のハースストーンは、スタンダード、ワイルド、アリーナという3方向でカードのバランスを整えていかなければならない…。こうなると、もうサポートしきれなくなりますよね。こうなるともう、「ワイルド」という名前の付き方もそうなんだけど、無法地帯気味になるのは、少し予想されますよね。

天野
ワイルドって名前…w「野生」ですか。
―――

もう、「野生」の1ターンキルが出てきても、それはもう「ワイルド」の一言で済ませちゃったり…w「ワイルドだろぉ!」で終わり。スギちゃんがイメージキャラクターになればいいのに。

天野
ツイッターにスギちゃんの写真と共にワイルドなコンボが貼られるわけですね。
俺のコンボワイルドだろォ!?
―――


(笑)
少なくともそういう意図もあると思います。今後はカードが増えれば増えるほど、理不尽なコンボが出てくると思うのですが、それも含めてワイルドの魅力だと思いますし、「スタンダード」よりももっと楽しく、ド派手なゲームがやりたい人は、ワイルドのために「ごめんなさい、課金購入してください」という感じですね。

天野
「ワイルド」にもランクマッチがあるみたいですし、そこは良いですよね。
3サーバー2フォーマット6レジェンドを目指すなんてこともできますよ。w
―――

時間がどれだけかかるんだろう…wでもこのルールの整備は凄く良いと思います。

まず始めた人は「スタンダード」で遊んでもらって、もっとどっぷり浸かって遊びたい人は「ワイルド」や「アリーナ」で遊んで欲しい。人それぞれ思う所があるでしょうけど、これから5年、10年と、ハースストーンを「ちゃんとルール整備をしていく」というブリザードの意志の現れだと思います。ユーザー側に立った「このゲームを消耗品として見てない」という考えを再認識できたと思います。


kuroebiさん、ありがとうございました。

kuroebiさんのツイッター
posted by 天野さとし at 20:18 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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